「感情を表す」を思考で紐解く
「感情を表す」を思考で紐解く
ワクワクの仕掛け人、岩井洋美です。
感情を表すのが苦手という人、けっこういます。
自分の気持ちを表に出せないとか、
自分の気持ちを言葉に出せないとか、
自分の気持ちを伝えられないとか。
表に出すか出さないかは別にして
何かしらの気持ちって感じているはずなんです。
うれしい、楽しい、悲しい、辛いみたいな気持ちを。
感情を表すのが苦手ということに加えて、
感情を表すこと自体を躊躇するという人もいます。
どちらかというと、感情は出してはいけないというかんじ。
悪いことだったり、自制できていないみたいなイメージ。
でも、これって大きな勘違い。
だって、「感情を表す」と「感情をあらわにする」は違うから。
感情を出すことが苦手な人に
「感情を出すって、感情をぶちまけることとは違いますよ」
って言うと、たいていの人は理解してくれます。
しかし!理解はしても、感情がわからない…らしい。
なぜか?
感情と思考の区別がつかないからです。
例えば、
「そのときどう感じたんですか?」って質問したとします。
「よかったんじゃないかな。」
「そんなもんじゃないかな。」
「間違ってないな。」
この答えが感情だと思ったら、
感情と思考の区別がついていないと思ってください。
「よかったんじゃないかなと思いました。」
「そんなもんじゃないかと思いました。」
「間違ってないと思いました。」
「~思いました。」で文章が成り立ちますから
これは「思考」なんです。
感情と思考の区別ができないからと言って
感情が無いと言っているわけではありません。
そんなわけありません!
ただ、「それは思考で感情ではない」と言われると、
かなり混乱します。
言ってみればそれは、
「感じることをすっ飛ばして考えている」から。
「思考を優先させてしまう癖がついている」
というのが最も近いかな。
でも、なぜぞうしているのか考えたことがありますか?
必ず理由があるはずです。
感情にフタをしているから?
気持ちは出しちゃいけないから?
冷静に考えなくちゃいけないから?
考え無しはダメだから?
自分の思い通りにはならないから?
感情のままは子供みたいだから?
どんな理由があるにせよ、
人は「感じて、考えて、行動する」が基本。
「感じる」がなくて、「考えて行動する」のは不自然です。
感情と言うのか、気持ちと言うのか、思いと言うのか
言い方はどうであっても、
自分が感じる何かを意識することができるということ。
そう考えたら「感情を表す」ってことも分かるはず。
…そう考えたらね。(これ思考です!)
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