自分にしか語れないストーリーを紡ぐ
自分にしか語れないストーリーを紡ぐ
ワクワクの仕掛人、岩井洋美です。
人生初のビジネスセミナーに参加したのは、今から5年半前。
それも泊まりの研修という、今から思えばけっこう無謀な挑戦(笑)
そのセミナーのグループワークの中で、
今でも忘れられないものがあります。
それは、過去を振り返ってみて最悪の出来事を話すというもの。
「その出来事で今でも許せない、責めているのは誰ですか?」
「責めている理由は何ですか?」
なんて言われてもね…。
もちろんね、私だってこれまでの人生で、
「嫌なことがまったくなかった」なんてことはありません。
でも、「今でも許せない」ってなると、かなり強烈なことでしょ。
その後ワークは
「相手を責めた結果どうなったか?」
「その結果自分にどんな制約を与えたか?」
と続いていくのですが、そんなこと言われても困るし…。
私としては「もうお手上げ!」ってかんじでしたね。
これ、何のワークかというと「マーケティング」です。
この辛い出来事に意味づけをして、
ストーリーとして語ることで人の感情を動かす
ということです。
その時「人はストーリーに動かされる」
ということを何度も聞きましたが、
繰り返し言われて耳に残っているのが、
「人は辛いことや悲しいことを乗り越えた話のほうが好き。
だから、ただ頑張っただけの話では人は動かされない。」
ということ。
「え~っ…そうなのかなぁ…」って思ったけど、
なんせ人生初のセミナーだし、
コアコンセプトのことも知らないし、
内心モヤモヤしながらも「そういうもんなのか…」
と思ってワークをやり過ごしました。
こういう考え方がすごく嫌だった理由。
今ならよくわかります。
「ストーリーを語る」というのは大事なことだけど、
ただ辛い話やただ悲しい話に共感してもらって、
そこからモノやサービスを売るなんていうのは
小手先のノウハウです。うす~い!!
そこをベースに考えるミッションとかビジョンは
本当にやりたいことなのかも疑問だし。
辛い話や悲しい話から
その人のコアコンセプトが育まれたのだとしたら
語るべきは出来事の詳細ではなく、
コアコンセプトに紐づけられた価値です。
例えば、辛い話。
こんなことがあって→辛かった→だから今これができます
では、まだ足りません。
誰が聞いても「辛い」と感じることであっても、
その辛いことの
何に、どんなところに、なぜ「辛い」という感情が動くのか?
そこが大事! だって、それは人によって違いますから。
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違うからこそ、そこに自分にしか生み出せない価値があり
自分にしか語れないストーリーがあります。
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これが「コアコンセプト・マーケティング」の肝です。
「ストーリーを語る」
辛い話であろうと頑張った話であろうと
まったく違いなんてありません。
話の種類なんて選ばないんです…コアコンセプトは。
★コアコンセプト・マーケティングの詳細は「こちら」をご覧下さい。