「べき」を手放してバランスを取る
「べき」を手放してバランスを取る
ワクワクの仕掛人、岩井洋美です。
長年趣味で続けている声楽。
昨日は年に1度の発表会がありました。
先生はオペラ歌手ではありますが、
生徒が歌う歌はポップス、ミュージカル、オペラまで
ジャンルはバラエティに富んでいます。
自分の歌いたいものを歌っていいというスタンス。
だから、子供からシニアまで年代も様々です。
※周藤容子先生との2ショット(昨日の写真が無かったので以前のもの)
毎年この発表会で歌われる名物おじいちゃんがいます。
「今年も歌うんだ~!」と分ると楽しみで
いつもとってもうれしい気持ちにさせてもらえます。
来月87歳になるこのおじいちゃん。
お顔の色もよくてつやつや、背筋もピンとしています。
長年歌も続けていらっしゃるのですが、
奥様の介護をしながらのことだそう。
ヘルパーさんにお願いしている合間にレッスンに通い
毎年新しい歌に挑戦し続けていると聞いて
その姿勢にいつも感動させられます。
歌う前に必ずトークがあって(歌より長い時も!)
これもまた名物コーナー。
ひとしきりみんなを笑わせてくれた後
ポッケに片手を入れた決めポーズで歌われるその歌は
ともかく自由!
歌が上手いとか下手とか
音程が合っているとか外れているとか
リズムが早いとか遅いとか
もうそういうことはどうでもいいというくらい
気持ち良くて自由です。
このおじいちゃんの歌を聴くと
歌ってこんなに自由に歌っていいんだな~
と改めて思わされます。
コアコンセプトを見つけるプロファイリングをしていると
「こうでなければならない」
「こうあるべきだ」
を無意識に自分に課しているということがあります。
誰に言われたわけでもなく
自分で自分に「そうしなくちゃいけない」と言ってしまう
誰にでもそういうことが多かれ少なかれあります。
それが必要な時もあるかもしれませんが、
いつもいつもでなくてもいいんですよね…。
この素敵なおじいちゃんだって
「奥様の介護をしなければならない自分」と
「自分の好きなことを自由にやる自分」を
うまくバランスをとっているということだと思います。
だからこそ両方を続けて行けるということ。
そしてあの自由な歌!
長年自分の楽しみのために続けてきた声楽。
ずっと続けてきたからこそ私の中で
やめたくない⇒やめちゃいけない⇒やめるべきではない
ということを勝手に自分に課していたような気もします。
バランスをとるためにしばらく手放してみることにしました。
自分の楽しみのために歌うことを
誰かのために歌うことという新しいチャレンジのために。
※昨年4月銀座タクトでのライブ
そういうチャンスに恵まれたことに感謝して
もっと自由に歌えるってことを楽しんでみようと思います。
おじいちゃんが教えてくれたように。
★コアコンセプト・マーケティングの詳細は「こちら」をご覧下さい。