自分で課題に気づいてもらうのが出発点
自分で課題に気づいてもらうのが出発点
ワクワクの仕掛人、マーケティングコーチの岩井洋美です。
あなたが「話を聞いてもらいたい!」って思うのはどんな時ですか?
特に、「カウンセリングを受けてみよう」「コーチングを受けようかな」という時には、
何らかの悩みや課題を解決したいとき…のはず。
先日のことです。
「今、解決したいと思っていることは何ですか?」
「えっ?解決ですか…え~っと…思い浮かばないなぁ。」
「…(ないの?)」
「う~ん、ありません。」
「では、今一番お困りのことは何ですか?」
「困っていること…そうだなぁ…」
「…(もしかしてない?)」
「困っていることは何もないですねぇ。」
さて、困りました…。
解決したいことも、困っていることもないと言っています。
そこで、ご自分のビジネスを始めてから近況までをお話していただくことにしました。
実に楽しそうに話されていますが、聴いている私にしてみれば「ツッコミドコロ満載」です。
(えっ、それって悩みじゃないの?)
(えっ、それ解決しないと先に進まないでしょ?)
(えっ、めちゃくちゃ問題でしょ?)
(え~っ、それって最初に決めることでしょ?)
とまぁ、私の心の中はこんな具合。
本人が「問題はない」と言うとき、それが問題だと気づいていないこともあります。
分っているけど問題に向き合わないこともあります。
いずれにしても、問題や課題は潜在しています。
「ここが問題です」と指摘するのは簡単ですが、
本人が納得できなければ聞き流して終わりになる可能性も。
「問題はない」と言い切ったこの方、ビジネスとしてはまだ上手くいっていなくても
ご本人曰く「楽しくてしょうがない!」訳です。
楽しいってことは良いことですが、ご本人、話しているうちに気づかれました。
「自分のビジネスを説明する時、相手に分ってもらうまでにすごく時間がかかります」
その気づきをスタートに、次にやるべきこともわかってきました。
自分で気づいてもらう
課題解決のためには一番大事なことです。
このためにコーチの対話術があり、コーチとしての役割があります。