変化の過程として現実を受け入れる
変化の過程として現実を受け入れる
ワクワクの仕掛け人、マーケティングコーチの岩井洋美です。
今年の初め、風邪を引いたのか、声が出なくなったことがありました。
声帯がひどく炎症を起こしているらしく、
まるまる1週間はしゃべることもままならず…。
ようやく少しは声が出るようになって、定期的に身体のメンテナンスを
お願いしている先生のところへ行った時、先生からは
「喉の骨の位置が変わりましたね。以前より前に出ています。」
と指摘されました。
私の声が突然出なくなった話から始まって、
なぜそうなったかという説明を受けたのですが、
先生に言われた最後の言葉にものすご~くワクワクしました。
「きっと前より声が出て、歌いやすくなるはずですよ。」
さて、声が出るようになって久しぶりに声楽のレッスン。
「あらぁ~、なんか…違う?」
「やっぱり前と違うわ…声の響きが♫」
「前より歌いやすくなる」の言葉通り、
自分でもなんだか声の響きが違うように感じていましたが、半信半疑なところも。
「声が出る」という思い込みの作用もあるでしょうから。
でも、先生の耳にも以前とは違って聞こえているわけですから、
「これは間違いない!」と確信しました。
突然声が出なくなった時、「なぜ声がでないのか?」って理由が必要でした。
だって、声が出ないって辛いから。
- 言いたくても言えない気持ちがある⇒声が出ない
- 声だけが出なくなる流行りの風邪⇒声が出ない
- 自分の身体が喉の位置を変えようとした⇒声が出ない
どんな理由があっても辛いのはツライ!それが現実です。
ただ、自分が置かれた状況を変化の過程と思えていたら、
気持が違っていたかもしれません。
悲しい気持ち、苦しい状況、辛い現実。
それを変化の過程と考えるのは難しいことです。
本人はどっぷりその中にいるわけですし、抜け出せないからこそ悩みます。
現実を受け入れなければ問題解決にはなりませんが、
その受け入れ方はいろいろあって良いはず。変化の過程もそのひとつです。
そして、変化の過程と意識づけするには今よりも良いと思える未来がないと。
それを一緒に見つけ出せるのがコーチの魅力です。
完全に声が戻るまでに約1ヵ月かかりましたけど、
案外悪くなかったかもしれません。
歌いやすい声っておまけもついてきたことですし。