心を寄せて質問する
心を寄せて質問する
ワクワクの仕掛け人、マーケティングコーチの岩井洋美です。
突然ですが、みなさんは、カレーって好きですか?
我が家のすぐ近くにネパール人シェフが腕を振るうカレーのお店ができました。
「カレーは家で食べるもの!」
と変に思い込んでいる私も、ちょっと気になって初挑戦してきました。
「外のカレーも美味しい!」と納得の味もさることながら、
私の目を引いたのがカウンターに整然と並べられたガラス瓶の数々。
そう、カレーの味を決めるスパイスです。
見ていると、その中に「スイカの種」と書かれた白い小さな粒を発見。
「これはどうやって使うのか?」ということが気になる・・・。
「スイカの種ってどうやって使うんですか?」
「ペーストにしてカレーに入れると、カレーがとても甘くなるんですよ。」
ここからシェフの奥さんとの会話がスタート。
他の香辛料のネパールでの使い方や、カレー談義に花が咲いて
カレーも会話も「ごちそうさま」で、お店を後にしました。
会話のきっかけは「スイカの種」ですが、
「スイカの種」への興味が弾む会話を生みました。
シェフの奥様には私が興味を持っていることが伝わって、
さらに会話の中から、カレーを作ることにも興味がありそうだ
ということも伝わったのだと思います。
お客である私には「また行きたい!」という気持ちが残りました。
コーチングにおいても、コーチは相手に興味を持つことはとても大事です。
- 興味を持つ ⇒ 関心を持って聴く
クライアントさんは、
自分に関心を持って話を聴いてくれている人に話をしたくなります。
「この人に話をしたい」と思うようになると、今まで口にできなかったことも出てくる。
すると、クライアントさんの抱える課題や悩みが色々な角度から見えてきます。
- 興味を持つ ⇒ 関心を持って聴く ⇒ 心を寄せて聞く
コーチは関心を持ってクライアントの話を聴いていますから、
心を寄せて聞く、つまり質問することができます。
ここで言う心を寄せてする質問とは、
クライアントの課題や悩みの核心に迫る質問のこと。
- 興味を持つ ⇒ 関心を持って聴く ⇒ 心を寄せて聞く
これを繰り返すことで、クライアントさんの課題や悩みの解決につながります。
ただし、これを繰り返す中で間違ってはいけないことがあります。
単なる自分の興味を満たすだけの質問であってはならない
ということです。
聞き手の興味本位で聞く質問は、
クライアントにとって何の意味もない質問ということです。
もっとはっきり言えば、興味だけの質問は課題や悩みの解決にまるで役に立ちません。
では、どういう質問をしたらいいのか?
ぜひ、一度体験してみていただければと思います。