コーチが目指すもの
コーチが目指すもの
ワクワクの仕掛人、ヒーズ株式会社の岩井洋美です。
今日はコーチにスポットライトを当てようと思います。
世間的に見てカウンセラーやセラピストに比べるとコーチというのは、認知度が低い。
これは常々感じていることです。
「私はコーチをしています。」と言っても
「???水泳の?テニスの?」というかんじ。
悲しいかな、コーチングは一般的ではありません。
コーチという言葉を聞いて思い浮かべるのは、スポーツのコーチではないですか?
昨年全米オープンで準優勝した錦織圭選手にも
マイケル・チャンという素晴らしいコーチが付いたことで
技術的にも精神的にも大きく成長したと言われていますね。
私がコーチングの勉強をしていたとき、
このテニスに例えてコーチングを説明してもらったことがあります。
ちょっと想像してみてくださいね。
あなたはテニス部のあまり上手じゃない部員です。
鋭く早いボールに反応できずにいつも空振り。打てません。
そこでコーチの雷が落ちます。
「バカヤロー!何やってるんだ!ボールをよく見て打て!」
こういう熱血コーチ、よくいますよね。
こうなると、身体も気持ちも萎縮しますから益々打てなくなります。
同じ状況で、コーチングのコーチだったらこう言います。
いや、こんな風に聞きます。
「今、打てなかったボールはどんな回転してた?」
こう聞かれたあなたは、ボールを打ってしまいます。
なぜなら、
回転に着目してボールをよく見る
↓
ボールの回転がわかる
↓
その回転のボールの打ち方を考える
↓
打てるようになる
つまり、できないことを怒鳴られてあきらめるのではなく、
現実を把握して、理解して、考えて、行動する
というプロセスを踏んでいるからです。
できるようになるためにはどうしたらよいか?
コーチングではいつもこのことを基本に考えます。
- 今抱えている自分自身の悩みを解決するにはどうしたらよいか?
- 自分の仕事の課題を解決するにはどうしたらよいか?
- 自分の夢を実現するためにはどうしたらよいか?
何だか面倒だと思うかもしれませんが、コーチングの良いところは、
1人で乗り越えるわけではないということです。
コーチがいます。
ボールの回転、ボールの打ち方を共に考えます。
打てなかったテニスのボールを打てたときの達成感をコーチと一緒に味わい喜ぶ。
そんなふうに想像したら、ワクワクしませんか?
そして、「コーチは要らなくなりました!」と言えるようになったら
そこには、やりたいことを達成したあなたがいるわけです。
私達コーチにとって、「コーチは要らなくなりました!」
とお客様に言われることこそが最大の成果と言えます。
コーチはとっても魅力的な仕事だと思っています。
私にとっては天職です。