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質問の意図を考える

質問の意図を考える

ワクワクの仕掛け人、マーケティングコーチの岩井洋美です。


コーチの仕事は聴くこと、傾聴
そして、もう一つの聞く。そう、質問です。

あなたがクライアントさんに質問する時、「なぜその質問をするのか」
を考えて聞いていますか?


お米屋さんの質問の意図は

いつも買いに行くお米屋さんに行ったときのことです。

「今、お時間大丈夫ですか?アンケートをお願いしたいんですけど。」

「ハイ、いいですよ。」


お米屋の店員さんが読み上げた最初の質問。

「値段はどうですか?」

答えは、「高い・普通・安い」の三択です。


この質問、たぶん価格帯についての質問です。
それなら答えは、「高い」です。

スーパーに行けば、このお米屋さんよりも安価なお米を買うことができます。
お米屋さんも、あえて聞くまでもなくわかっているはず。


アンケートをしてまで聞かなければならないのは、お米が高いか安いかではありません。

「なぜ、高くてもここでお米を買うのか?」ということです。


もちろん、安く買えるならそれに越したことはありません。

でも、高くても買うだけの「価値」を感じているからお客さんはお米を買うのです。

お米の味なのか、品質なのか、品揃えなのか。サービスなのか、価格なのか。

それこそがお米屋さんにとって大事な答え。


質問は続きます。

「店員の応対はどうですか?」

期待以上、期待通り、期待以下の三択。


店員さんに対する「期待」って何でしょう?

何をもって「期待以上」と感じるのかは人それぞれ。

当の店員さんを前に「期待以下」って答えられますか?


お店にとって大事な答えは、
どんなことに「期待以上」と感じるのか、どんな時に「期待以下」と思うのか
ということ。


質問をする側にちゃんとした意図がなければ、意味のない答えしか得られない
ということです。


コーチも同じ。

「その質問から聞きたいことは何か」

「その質問で気づいてほしいことは何か」

質問の意図を考えて質問することが大切です。

質問に意図があるからこそクライアントさんの本心に近づけます。


その後も続くお米屋さんの質問。
頭の中で忙しく「意図は何だ?」と考える私って変な主婦かも。

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